scrach2mcpiで予め準備されているコマンド(Scratchからbroadcast(を送る)で設定できる変数 )をまとめてみました。

broadcastとは、つまりMinecraftへそのコマンドを送ることです。

下記のScrachのスクリプトは、Minecraftへワールドリセットコマンドを送るというものです。

下記、準備されている変数・コマンド一覧です。

変数

  • mcpiX, mcpiY, mcpiZ
    Minecraftのプレイヤーの位置をX,Y,Z座標で表します。Minecraftの世界では、ワールドの座標とは別にプレイヤーの座標があり、ここでいうX=0,Y=0,Z=0は、プレイヤーの現在値です。
  • blockTypeId
    ブロックの種類(Blocktypeid)です。
  • blockData
  • PlayerX,PlayerY,PlayerZ
    ScratchのセンサーがMinecraftから取得するPlayerの位置情報です。
  • blockEventX, blockEventY, blockEventZ, blockEventFace, blockEventEntityId
    プレイヤーが最後に設定したブロックの位置、種類で、pollBlockHitsコマンドで利用されます。

上記変数をScratchで利用するときには、Make a variable(変数の作成)で定義します。

コマンド

  • hello_minecraft
    単純にMinecraftのチャット画面に”hello minecraft”が送付されます。環境構築後に実行し、正しく構築されているか確認するときに利用しました。
  • setPos
    mcpiX, mcpiY,mcpiZで設定された位置へプレイヤーを移動します。mcpiXを1ごとに増加(インクリメント)して、setPosするプログラムを書くと、自動でプレイヤーを移動できます。
  • setBlock
    mcpiX, mcpiY,mcpiZで設定された位置へブロックを置きます。
  • getPos
    プレイヤーの現在位置を取得します。変数PlayerX, PlayerY, PlayerZで取得できます。
  • getHeight
    mcpiXとmcpiZで指定された位置にある一番高いブロックの位置情報を取得します。posY変数で取得できます。
  • pollBlockHits
    プレイヤーが最後に設定したブロックのイベントを取得します。変数blockEventX, blockEventY, blockEventZ, blockEventFace, blockEventEntityIdで取得できます。
  • reset
    ワールドをリセットします。プログラムをはじめから実行したいときに便利です。